パステル☆ミャンマー
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国民的化粧「タナカ」
アジア事情に多少とも詳しい人なら知っているだろう、ミャンマーの伝統的化粧「タナカ」。

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                 タナカを顔いっぱいに塗った少女

見慣れない私たちが見るとこっけいでさえあるが、ミャンマーでは女性のほぼすべてが塗っているとさえいえそうな普及率だ。
丁寧に塗るものではないらしく、たいていは頬のあたりにぞんざいに塗りつけられている。
10年ほど前に出版された本に「最近は、タナカで頬に葉やハートなどの模様を描くのがはやっているようだ」とあるが、ヤンゴンではそのような凝った塗り方をしている女性には出会ったことがない。一時的な流行だったのだろうか。

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           スイカ売り屋台で話し込む店主と客。全員タナカ化粧だ

タナカは塗った部分が一瞬ひやっとする。かだらの熱を下げるとともに、痛みを緩和する効能があり、しかも気温が高いときはからだを冷やし、寒いときには温めるというすぐれものなのだとか。
食べても薬効があるとかで、ミャンマー人の知人女性によると、小さい頃、お出かけ前に母親が彼にタナカをると、ついでに口にも含ませていたそうだ。
また、タナカの葉の煮汁を混ぜた水を浴びるという健康法もある。

タナカはゲッキツというミカン科の植物で、日本でも奄美大島などには自生しているらしい。マンダレーに近い古都ザガインは質の良いタナカが採れること有名だというが、そもそも「質の良いタナカ」とはなんぞや?

Thanaka-3.jpgThanaka-4.jpg
(左)これがタナカの原木だ (右)タナカの木を売り物用に裁断する工房

タナカは木の幹の皮にあたる部分を、墨をするのと同じ要領で石版の上ですって液を作る。まずはこの部分が分厚いのが「良いタナカ」となり、さらに香りが高いもの、塗ったときの清涼感が強いものがよいらしい。
タナカ屋の店先で二の腕に試し塗りする女性の姿を良く見かける。「最近は、質の良くないタナカに人工的な香りをつけたものも出回ってるから油断ならないのよ」とは前述のミャンマー女性。

Thanaka-5.jpgThanaka-6.jpg
(左)皮の部分が分厚い「質の良い」タナカ (右)こちらは「駄目な」タナカ

ミャンマー女性たちの揺るがぬ支持に支えられているタナカ。
しかし、ここ数年の韓流ブームの影響で、韓国女優風の化粧が流行し、それに合わないタナカが衰退するのではと囁かれている。
タナカと韓流メイクの融合、誰か思いついたらはやりそうだが。

           Thanaka-7.jpg
               こちらも名産地、モンユワ郊外ボディタタウンのタナカ屋
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[2014/04/08 10:40] | 暮らし | トラックバック(0) | コメント(0) |
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まき

Author:まき
【編集・ライター(撮影可)・コーディネート】
日本でのライター業を経て、中国・上海、ベトナム・ハノイにて現地情報誌の編集に7年強従事。その間、日本の雑誌や書籍に寄稿。コーディネートや企業調査も担当。現在はヤンゴンに在住。
連絡先: itasakamaki@gmail.com

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