パステル☆ミャンマー
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斜め45度僧
ミャンマーの寺には様々な像が安置されている。
仏陀はもちろん、仏陀の生涯における名場面の再現像、亡くなった高僧、ナッとよばれる精霊など。
なかでもユニークなのが、托鉢の鉢に片手を突っ込みながら斜め上を見つめる僧侶の像だ。

         Naname-1.jpg
               モン州の水上寺院イーレー・パゴダにて

ミャンマー人たちに尋ねると、「僧が太陽の位置を気にしながら食事しているところだ」と答えてくれる。



それを像にして祀るのにどんな意味が、と常々気になっていた。
先日、もう少し細かい故事来歴を知ってるという人が教えてくれた。

僧の名はシン・ウー・パ・グタ。シンは僧侶の尊称なので、日本的にいうとウー・パ・グタ法師? 実在したかどうかは不明。

Naname-2.jpgNaname-3.jpg
(左)イーレー・パゴダ本殿から (右)ウー・パ・グタ像は海へ突き出した祠に祀られている

ウー・パ・グタ法師は、仏へのお供えを邪魔しようとした邪悪な精霊を退治していたために食事が遅くなってしまった。ミャンマーの僧侶は1日2回の食事を正午までにすまさねばならない。そこで、太陽の位置を気にしながら食べている、という場面を表しているのだという。
この故事により、寺へ寄進した人がお供えを守ってもらうため、この像へお参りすることが多い。

ウー・パ・グタ像は海辺や川べり、池の周囲に造られることが多いが、これは彼が海中に住むと言い伝えられているため。

Naname-7.jpgNaname-6.jpg
(左)チャウタンのイエレー・パゴダ (右)こちらのウー・パ・グタ像は二段構え

右向きの像と左向きの像があるが、建てられた場所から昼前の太陽の位置へ顔を向けているのではないだろうか。
少なくとも、私が見たものは全てそうなっていた。

Naname-4.jpgNaname-5.jpg
(左)バゴーで遭遇したへたうま系 (右)ムドンの巨大ウー・パ・グタ像 

それにしても、何も最後の食事の場面を像にすることはないのではないか。悪霊を退治しているカッコイイ場面とかもあっただろうに。実際、「僧侶たるものが食事を気にするとは何ごと」と、この像を快く思わない人もいるとか。

せっかく悪霊退治を頑張ったのに、そのあと食事の時間を気にしたばっかりにそこばかりが取り上げられ、「食事の時間を気にする僧侶」の代表のようにされてしまったとは、全くもって気の毒だ。
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テーマ:ミャンマー・ヤンゴン - ジャンル:海外情報

[2014/05/29 15:07] | 信仰 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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まき

Author:まき
【編集・ライター(撮影可)・コーディネート】
日本でのライター業を経て、中国・上海、ベトナム・ハノイにて現地情報誌の編集に7年強従事。その間、日本の雑誌や書籍に寄稿。コーディネートや企業調査も担当。現在はヤンゴンに在住。
連絡先: itasakamaki@gmail.com

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