ヤンゴンを疾走する日本中古車たち

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ミャンマー人は日本製中古車が好きだ。
韓国製や中国製に比べ故障しにくく長持ちすると、高価格にもかかわらず人気がある。
しかも、塗装を変えずにそのまま走り続けている車がほとんど。
ヤンゴン中の道路を、日本各地の営業車が我が物顔に走り回っているのだ。

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(左)盛岡の料亭「うえ村」 (右)「あおき製作株式会社」は徳島の土木・建築資材商社

こうした営業車を見ると、「会社が立ち行かなくなって車を売却したのでは?」などと余計なことが心配になる。
ここ最近見かけた車の元の所有社を調べてみたが、どこも健在だった。
むしろ売り上げが倍増して新車を購入し、古い方を売ったのかも。

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(左)幼稚園バスも (中)本当に下呂温泉へ直行してくれたら (右)イオンモール利府からヤンゴンへ送迎

圧巻なのは、市内最大のバスターミナル、アウンミンガーラー・バスターミナル。それこそ、北は北海道から南は九州まで、日本全国のバスが大集合している。
私も実家近くを走る路線バスの旧バージョンを見つけ、思わず記念撮影をした。

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北都交通、仙台富士交通、越後交通、千葉交通、岐阜交通、阪急交通社、サンデン観光、徳島バス、西鉄観光

ところで日本製中古バスは、圧倒的に中部方面からやってきたものが多いのはなぜだろう。
撮影しながら数えてみたのだが、全体の半数近くが名鉄観光はじめとする、愛知か岐阜のバスだった。
名古屋とヤンゴンを結ぶ、中古バスの販売ルートでもあるのだろうか?

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 消防用車両も日本製。茨城県阿見町の皆さん、あなたがたの車はヤンゴンで活躍しています!

しかし、どうして日本語をそのままにして乗り回すのか。
日本車であることを誇示したい、ファッションとしてそのままにしている、など様々な理由が考えられるが、事情通によると「下取りのときにその方が高く売れるから」という経済面もあるとか。
元の塗装が残っているということは、一度も事故を起こしたことのない車であるという証明になるからだ。

街では時々、“怪しい日本車”も見かける。

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         日本の雑誌などから適当に文字を拾って写したっぽい

たしかに日本語塗装があるのだが、日本人からすればどう見てもニセモノという…
「日本車ですよ、事故ってませんよ」と、買い手が騙されたのでなければよいが。
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