パステル☆ミャンマー
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職人が作る竹のカゴ
竹製品プラカゴについて書いたので、ついでに竹カゴについても。

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             右奥が、市場などで使われている運搬用のカゴ

プラスチック製の百均カゴが席巻するヤンゴンで、PPバンドのプラカゴよりはまだ残っているのが竹カゴだ。
荷物運搬用のごっつい造りのものもあるが、竹を細く裂いて複雑に編みこんだ、なかなかに職人技の光る逸品が多い。

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製作過程の写真を撮らせてもらいたかったので、4500チャットの言い値で買ってしまった。本当はもう少し安いかも

その竹カゴ職人さんの店を市内で見つけた。
ご夫婦を中心にした小さな店で、カゴのほか、竹で編んだ椅子なども扱っている。
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              素材となる細い竹片を切り出すところから手作業

様々な模様パターンがあるが、色合いは緑が中心。無地と赤も多少ある程度。一番多いのが、竹の内側の色である薄ベージュと、表の薄緑色の組み合わせ。竹をそのまま使っていた頃からの名残りだろう。
もっとも、現在の若竹色は着色されたものだが。

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                   大きさが、どれもほぼ同じ

さらに、この手のものは大きさが一択。角の丸くなった部分が、ちょうど段重ね弁当箱が納まるサイズになっている。通勤女性をターゲットにしているのが明らかだ。土産物として売り出すなら、もう少し大きさや形にもバリエーションがほしいところ。
まぁまだミャンマーではそこまで、商売根性は育ってないか。

そこが居心地よくもあり、物足りなくもあり、である。
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テーマ:ミャンマー・ヤンゴン - ジャンル:海外情報

[2014/06/04 18:15] | 雑貨 | トラックバック(0) | コメント(1) |
女子注目のプラカゴ
ハノイに住んでいた頃、日本から来た女友達が熱に憑かれたように買いあさっていたのがプラカゴ。荷造り用のPPバンドを編んで作る買い物籠である。

そもそも市場の売り子たちが荷物を運ぶのに利用していたが、そのレトロな色合いと形に惹かれた雑貨好き女子たちによって「見出された」のだ。
最初は、味も素っ気もないビニールホースの切れ端が取っ手になっているなど、乙女心を損なう製品も少なくなかった。しかし、1年ほど前からハノイでは(おそらくホーチミンではもっと早く)、凝った模様を編み込んだりレースを縫い付けたりした土産物用プラカゴが登場し、人気を集めていた。

プラカゴはミャンマーにもある。
あるどころか、これがびっくりするほどかわいい。というのも、地方都市などではプラカゴが、今でも若い女性のお洒落かばんとして用いられているためだ。

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(左)ミャンマーのプラカゴには蓋付きもある (右)インレー湖畔の市で見かけた、プラカゴで買物する女性

外食産業があまり発達していないミャンマーでは、ランチは弁当持参が一般的。食事の主流であるカレーを入れる弁当箱は、アルミ製の段重ね。これに水筒も持つため、大きさ的にプラカゴがぴったりなのだ。

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                典型的なヤンゴン女性の出勤スタイル

しかし残念ながら、首都ヤンゴンにはあまりかわいいプラカゴがない。ベトナムと同じく、市場の運搬用としての用途が中心となっている。
では女性たちは、何に弁当箱を入れているのか。

100均などに売っているプラスチックカゴが主流なのだ。どこのスーパーでもこのカゴが山積みになって売られているし、ダイソーをはじめとする100均ショップならぬ「1800チャット均一店」も多数あり、そこでもこのカゴが人気商品となっている。
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                これはこれでかわいいんだろうけど…

そういったプラスチック製のカゴでむかつくのは、色の毒々しさ。プラカゴや竹籠が編み出すフェミニンな色合いがないのだ。

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こっちの方が素敵と思う

木製からどんどん転換を進めている屋台の机や椅子とともに、目にしにくくなってきたプラカゴ。
ヤンゴンのパステル的色合いが、またひとつ消えつつある。

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[2014/05/31 17:52] | 雑貨 | トラックバック(0) | コメント(4) |
竹の国
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ミャンマーでの竹の活躍率は高い。
私がこれまで住んだことのある中国やベトナムでも竹はよく利用されていたが、ミャンマーはそれを上回っている気がする。

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カゴ、椅子、ゴザ…市場には様々な竹製品が並ぶ

竹のボールを使う伝統的スポ-ツ、チンロン。
土産物屋に並ぶ竹を使った玩具。
竹の桟橋、竹の足場、竹筒料理、竹製家具、買い物籠や魚獲り籠、ゴザ。
ほかにも様々な生活用品が竹で作られている。

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          (左)ライフルやカタナといった竹の玩具いろいろ (右)竹と風船で作った笛

家屋についても地方はもちろん、ヤンゴンでさえ低所得層だと、ほぼ竹だけでできているものをよく見かける。
東南アジア一帯には竹を使った家で暮らす少数民族が多いが、それは身近に竹が手に入るから。バガンのように竹が育たない地域でまで、わざわざ遠くから運んできて竹で造るものだろうか。

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(左)インレー湖に建つ竹の家 (右)竹の家の内部。間敷居や床、壁もすべて竹製 

ミャンマーにはいくつか陶器村があるが、ここでも燃料は竹。ベトナムの陶器村バッチャンは高温焼成が可能な泥炭と登り窯で陶器産業が発展したが、ミャンマーの陶器がどうにも素焼き壷の世界から脱出できないのは「竹を使ってるから?」とまで考えてしまう。

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モーラミャイン近郊の陶器村。燃料となる竹が通りのあちこちに山積みになっている 

漆器も、木地ならぬ「竹地」のものがけっこうあり、日常生活で使用される漆器だと多くはベースが竹。木地と違い表面ガボコボコしていて、結果、仕上がりは「素朴」になる。

仏像にしてもそうだが、ミャンマーの工芸品にはストイックなまでに職人技を追求する姿勢を感じない。質の高いものを少数造るより、少々粗雑でも数多く作ることに価値を見出すというか。
みんなで立派な仏像をひとつ寄贈するより、ひとりひとりが自分で寄進できる仏像を持ち寄るのも同じ心理? 結果、ピンダヤの洞窟寺院みたいなものができあがったんだろうか。

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[2014/05/27 14:09] | 雑貨 | トラックバック(0) | コメント(0) |
ミャンマーアンティーク
カバエーパヤー通りに、スカイブルーの木製扉が続く一角がある。

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ここにいくつか軒を連ねるのは、イギリス植民地時代の商品を扱うアンティークショップ。
看板や扇風機、ラジオなどが店先に並ぶ。
とくに、かつて日本の女子高生を席巻した丸文字のようなミャンマー文字と、アルファベットが組み合わさった看板がカワイイ。

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  当たり前だが、ミャンマー文字にもさまざまな書体があるのがわかる

以前住んでいたハノイにもアンティークショップはあったが、扱っていたのは旧宗主国フランスを感じさせない仏像や工芸品がほとんど。
ベトナム語とフランス語が混在した看板などは、少なくとも私は見たことがない。

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      (左)レトロな扇風機やラジオなどが並ぶ (右)マニア垂涎の日本製ブリキの玩具

考えてみればその頃のベトナムは、漢字やチュノム(かつてのベトナムの文字)といった伝統文字から今のアルファベットへの転換期。
フランス政府主導のこの方針は、知識人しか読み書きができなかった当時のベトナムで、庶民の識字率を上げるためだったと聞く。
つまり、当時は文字を読める人が少なかったということで、それが2言語表記看板が少ない原因なのかも。

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          市街中心部ボージョーアウンサン市場のアンティークショップ

それに対しミャンマーはかなり早い時代から、識字率が高かった。
昔から貧しい子どもたちへの、僧侶によるボランティア教育が発達していたためだという。

現在、公立の小中学校では授業料はかからないが、教科書や文房具、給食などは有料。しかし、僧院の学校だとそれらも寄付金でまかなわれる。
政府は僧院学校も正式な教育機関として認めており、それがGDPは低いながら識字率が高いという今の状況に繋がっているようだ。

カワイイ看板を紹介するつもりが、理屈くさい話になっちゃった…

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[2014/04/24 09:46] | 雑貨 | トラックバック(0) | コメント(0) |
ゾーヂーはだるまに非ず
ピッタインダウン同様、パゴダの門などに2体セットでよく飾られている「ゾーヂー」。

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             バゴーに建つシュエグーレーパヤーのゾーヂー

丸っこい形と左右に2体置く設置のされ方から、最初はイギリス文化の影響を受けたピッタインダウンのバリエーションのひとつだと勘違いしていた。
『マザーグース』に登場するハンプティダンプティに似てるし…。
しかし、まったくの別物。超自然的存在で、日本語では「仙人」や「魔法使い」と訳されているようだ。
ピッタインダウンとの最大の違いは手があるかないか。さらに杖を手にし、帽子をかぶっていることが多い。
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        土産物屋の店先にて。手のないのがピッタインダウン、杖を持っているのがゾーヂー

秘術で永遠の若さを手に入れたゾーヂーは呪薬作りがうまく、武術にたけ、空を飛び水面下や地下を移動できる。また、その遺体を食べた者は超人的な力を得るという。
そのため、幸運のしるしであるピッタインダウン同様、寺院や個人宅の門に飾られるのだろう。
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(左)バガンのパヤーに立つ女性っぽいゾーヂー (中)ポッパ山近くで。こちらはヒゲをたくわえたタイプ (右)民家の軒先にもゾーヂー

跳んだり跳ねたりのアクロバティックな動きがおもしろいからか、ミャンマーの伝統芸能である操り人形劇でも人気演目のひとつ。
その特徴ある動きを写真に収めたいと何枚も撮るのだが、ブレブレで失敗ばかりなのが悔しい。
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             ただでさえ劇場は暗いので余計にブレる
[2014/04/14 11:18] | 雑貨 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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プロフィール

まき

Author:まき
【編集・ライター(撮影可)・コーディネート】
日本でのライター業を経て、中国・上海、ベトナム・ハノイにて現地情報誌の編集に7年強従事。その間、日本の雑誌や書籍に寄稿。コーディネートや企業調査も担当。現在はヤンゴンに在住。
連絡先: itasakamaki@gmail.com

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