パステル☆ミャンマー
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伝統的度量衡
前回で話題に出たエビ。スーパーではこのように売られている。

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               「160グラム2660チャット」の表示

日本人としては、「なんで160グラム単位?」と思うところだ。

これは、ミャンマーの伝統的な重さの単位「ペイタ」が1600グラムであることによる。ペイタの下にも単位があり、1ペイタ=100チェッターだ。
重さの単位として、かつの日本でも「貫(かん)」や「匁(もんめ)」が使われていたようなものだ。ちなみに1貫は3750グラム。

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(左)バガンの市場にて (右)即席のやぐらを組んで天秤を使う露店

日本では一部例外を除き、1958年から書類などでの重量の単位をキロやグラムに統一する法律が施行されたが、ミャンマーで同様の法律ができたのは2012年。ついこの間のことだ。
今でもローカル市場に行けば、青果商や鮮魚商はアナログな天秤を使っており、おもりはペイタやチャッターが基準になっている。
買う方もこの単位での感覚が身についてしまっているので、スーパーでも食品は160グラムや1600グラム単位になってしまうのだろう。

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(左)天秤は市場商売になくてはならない道具 (右)手作り感あふれるパオ族露天商の天秤

チェッターやペイタの重量単位とともに今も使われているものに、容量の単位「ティン」、「ピイ」、「ノジブ」がある。
そもそも1ティンはカゴ1杯分を意味し、基本的に9ガロン(約34.2リットル)。ティンの下は1ティン=16ピイ、1ピイ=8ノジブだ。

1ノジブは、植民地時代に流通していたコンデンスミルクの缶の容量14オンス(441ミリリットル)だとか。
カゴ単位で野菜や穀物の取引をし、コンデンスミルクの空缶を使って香辛料などを量り売りする、当時の市の様子が目に浮かぶ。

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        米屋の店先にもコンデンスミルクの空缶計量器。隣の少し大きめの容器はピイ

今でもコンデンスミルクの空缶は現役の計量器で、あちこちの商店の店先で見かける。それほど多く出回ってるのだろう。
なるほど、ミャンマーの紅茶が激甘なわけだ。
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[2014/05/25 14:00] | 暮らし | トラックバック(0) | コメント(0) |
下町の井戸
ミャンマーでは地方都市での水道の敷設が遅れているようで、街中でも井戸が目に付く。
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           バゴーの街中の共同井戸。洗濯物が目にも鮮やか

いくつかの路地ごとに大きな井戸があり、その区画の住人みんなで共同で使う。野菜を洗う若妻、ロンジーを着たままからだを洗うおっちゃん、洗濯しながらおしゃべりに興じるおばちゃんたち。
時代劇に出てくる長屋のような井戸端風景が繰り広げられている。

お気に入りはモン州の首都、モーラミャインの下町で見かけた井戸。

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(左)往来にあるため、みんな服を着たままからだを洗う 

コンクリート製のそっけない造りだが、周囲に生活感があふれている。
子どもの喧嘩の声、魚醤を使っているであろう煮物の匂い、路上駐車のバイク。路地の両側から軒がせり出し、屋内に置ききれなかった雑貨が山積みにされている。
日本人には昭和の文化住宅(いまや死語?)を感じさせる、ノスタルジックな雰囲気だ。

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旅先でこういった何気ない、暮らしの気配が色濃くたちこめる光景に出会うと、とっても得した気分になる。

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(左)手前のドラム缶車を使えば、家までいちどに大量の水を運べる (左)下町だけに猫にも迫力が?!

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[2014/05/05 12:17] | 暮らし | トラックバック(0) | コメント(0) |
水かけ・オン・ザ・ステージ
さらに水かけ祭りについて。
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祭りの期間中、街には多くの「水まき用」ステージが建つ。湖畔のステージはすべて、湖からくみ上げた水をホースで放水。爆音のダンスミュージックにのせて、道行く人に水をかけてかけてかけまくる。

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(左)湖から水をくみあげるポンプ。祭りが終わる頃には、湖はすっかり干上がっていた (右)ステージからぶら下がる無数のホース。消防車が搭載してそうな強力放水ホースも

ステージは期間中の通し券と1日券の2種類あり、料理やドリンクがつく場合もある。私は、料理やドリンク無しで1万5000チャットの1日券をゲット。

        WaterFes2-6.jpgヒットソングが流れ、一段と盛り上がるステージ

多くのステージにはダンススペースも設けられており、水をかけていない間はDJサウンドに合わせ踊って楽しむ。もちろん、天井には縦横無尽にパイプが張り巡らされ、参加者もまんべんなくずぶ濡れに“なれる”趣向だ。

      WaterFes2-5ステージ上から下へ水をかけまくる

市内には何ヶ所か「盛り上がりポイント」ともいうべき場所があり、インレー湖畔、カウンドージ湖畔、市庁舎前広場がそれ。
とくにインレー湖畔は、企業出資の大掛かりなステージが並び、大規模な水かけが行われる。
水をかけてもらおうと、若者たちや家族連れがトラックなどを貸し切り、大挙してやってきて、その隙間にこれまた水をかけられようと熱狂した若者たちが踊りながら乱入。
警察官もずぶ濡れになりながら、交通整理に必死だ。

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ステージの上下にかかわらず、そこにいる人びと全員が一体になり、ジャンピング&大合唱

ノリのいい曲がかかるとステージの上も下もこぶしを突き上げ、何かが憑依したようにからだをくねらせ、踊り跳ねる。若者たちを乗せたトラックもまた、これでもか、これでもかとゆっさゆっさ上下に揺れる。
あぁ、この感じ、知ってる。

バブル全盛期のジュリアナ東京そっくりだ。
扇子がホースに替わっているけど。

歳がばれるか…

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            水をまきすぎて川のようになった道路で、平然とドリンクを売る少女

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[2014/04/21 14:00] | 暮らし | トラックバック(0) | コメント(0) |
団地の水かけ祭り
正月からさかのぼるが、水かけ祭りの話を。

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        道行く車や人にザブザブと水をかけまくる家族

今年のミャンマーの元日は4月17日。これに先立つ12日から16日までの期間、水かけ祭り(テイジャン)が行われた。
タイにも同様の祭りがあるが、バンコクに住んでいた人に言わせると「ヤンゴンはバンコクに比べて無秩序」だとか。
それって、いつ、どこからかけられるか予測不能ってこと?!

WaterFes1-2.jpg祭り中の必需品、ビニール製の密閉携帯電話入れ。1000チャット

というわけで、水かけ祭り初参加の私は初日の朝、濡れてもいい服を着てビーチサンダルを履き、荷物はスーパーのレジ袋に入れるという重装備で出かけた。しかし、これが失敗(?)だった。

アパートの出口に、すでにバケツや水鉄砲を手にした子どもたちの集団が。
いちおう水をかける相手を選んでいるようで、出勤途中とおぼしき服装の男性は避けていたが、私の「いつかけてもいいわよ」的な服装を見るや、嬉々として駆け寄りあっという間にずぶ濡れに。

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(左)嬉々として水をまく子どもたち (右)若者グループによる水かけ台

そこで次は念のため、カメラと携帯電話のみビニールに入れ着替えを持ち、あとは普通のかっこうで外へ出てみた。
しかしフォーマル度が足らなかったらしく、子どもたちを迷わせてしまった。
水のたっぷり入ったバケツを持ち上げながら、「かけちゃだめ? かけていいよね?」と期待ととまどいの混じった顔で近づいてくる。
なんとなく根負けして両手でカバンを持ち上げたところ、満面の笑みで「了解!」とばかりに首から下だけにかけられた。

やはりこの期間、濡れるつもりでいないと駄目なようだ。

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(左)団子作りにいそしむ人びと (右)手前が配られた団子。後ろに立つ少女の装備に注目。水タンク付き水鉄砲は、団地の水かけ隊の最新兵器(?)だ

水かけ祭りの間、街では料理や酒、団子などがふるまわれる。
団地で配られていた団子を食べたところ、ひとつだけ唐辛子入りが。こちらもこどもたちの祭り恒例のイタズラだそう。
知らない人にいきなり水をかけ、団子に唐辛子を仕込む。イタズラし放題の年末は、子どもたちにとっていちばん楽しい季節かもしれない。

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         ヒンズー寺院で振る舞い料理をご馳走になる。金持ちの寄進だそうだ

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[2014/04/20 14:00] | 暮らし | トラックバック(0) | コメント(0) |
団地の正月儀礼
私は団地に住んでいる。元日にあたる17日の夕方、団地前の道に急ごしらえの祭壇が設けられた。
そこへ各家庭が、お供え用のツボや花瓶を持ち寄るのだ。ツボには7種類の草花を生けるのが慣わしだという。
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(左)お供え用の草花は、あらかじめ7種類がひと束になって売られている (右)お供え用のツボ

こういった祭壇が団地のあちこちに設けられ、5人ひと組になった僧侶たちがそれらを順に回り、お経をあげていくのだ。こういった正月儀礼は団地に限らず、ミャンマー全土で行われている。
ニュースでやっていたらしいが、今年はヘリコプター(飛行機?)をチャーターし、空からヤンゴン全土に向けて読経した僧侶もいたとか。これって仏教の近代化のひとつだろうか?

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(左)集められた各家庭のツボ (右)僧侶の読経をみんなで復唱

僧侶たちは祭壇に到着すると横1列に並んで座り、壇上のツボを糸でひと巡りさせる。糸の先端は両はしの僧侶がもち、読経となった。これで糸で囲まれた場所にあるツボは清められたことになり、それを持ち帰ると今年1年の悪霊を祓ってくれるのだ。
中には、ひと巻きの糸を供えている人も。清められた糸で自宅を一周させると、家に悪霊が入れなくなるとか。でもここ団地なんだが、どうやって家を1周させるつもりだろう?

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(左)「結界」のような機能をもつ糸 (右)供えられた巻き糸

かつては、元日に鉄鍋などを叩いて大きな音をさせ、悪霊を祓うようなことも行っていたらしいが、今はそういった家庭はあまり見かけないとのこと。
ミャンマーにはけっこう悪霊が多いらしい…

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[2014/04/19 14:00] | 暮らし | トラックバック(0) | コメント(0) |
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プロフィール

まき

Author:まき
【編集・ライター(撮影可)・コーディネート】
日本でのライター業を経て、中国・上海、ベトナム・ハノイにて現地情報誌の編集に7年強従事。その間、日本の雑誌や書籍に寄稿。コーディネートや企業調査も担当。現在はヤンゴンに在住。
連絡先: itasakamaki@gmail.com

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