パステル☆ミャンマー
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[--/--/-- --:--] | スポンサー広告 |
動物天国
ミャンマーに生まれた動物は幸運だ。

     Animal-4.jpg
日本なら店主に追い払われそうな食堂のテーブルで寛ぐ猫。衛生面を考えると追い払ってほしい気も…

ひとりひとりが輪廻からの解脱を目指す上座部仏教においては、各人が日々の功徳を積むことが大切。功徳には動物にエサをやることも含まれるため、気軽に積めるよう寺の境内はもちろん、街のあちこちに鳥や魚のエサを売る露店がある。
街の野良犬たちに毎日エサをやるといった、日本なら町内会から叱られそうな光景もよく見かける。
以前住んでいたベトナムのハノイとは大違いだ。

Animal-1.jpgAnimal-2.jpg
(左)露店で買った餌を鳩にやる通行人 (右)スズメのエサにする稲穂は、毎朝団地に売りに来る

ベトナム北部では犬や猫を好んで食べる。街角には「猫鍋」(かつて日本で流行した鍋に入る猫ではなく文字通りの猫鍋)の看板が掲げられているし、犬料理屋がずらりと並ぶ通りもある。
最近ではペットとして飼う人も増えてきたが、いつも犬さらいや猫さらいに連れて行かれないように気を遣っていた。
そんな状況では、犬や猫も殺伐とせざるをえない。
田舎道で撮影などしていると、ともかく犬が吠え掛かってくる。狂犬病も多いし危ないことこのうえない。
行く手に犬が見えたら引き返す、というTVゲームさながらの進み方をしていると、なかなか目的地に着けないこともあった。

Animal-11.jpgAnimal-5.jpgAnimal-10.jpg
寺の境内や参道で寛ぎまくるお犬さま、お猫さま

それに比べるとミャンマーの犬や猫は総じて肉付きがよく人懐っこい。人に吠え掛かることもあまりない。

ただ、たまたまかもしれないが、マンダレー郊外のアマラプラではやたら吠えられた。
織物の町として有名なアマラプラでは、あちこちからバタバタと大きな機(はた)の音が聞こえる。
騒音に犬がストレスをためていたのか。
織物工房に気をとられて足の止まりがちな私が、よほど不審だったのか。

         Animal-9.jpg
猫の曲芸で有名だったインレー湖のガーペー僧院。猫使い(?)の僧が亡くなってからはただの「猫が多い寺」に
スポンサーサイト

テーマ:ミャンマー・ヤンゴン - ジャンル:海外情報

[2014/05/14 16:43] | 雑感 | トラックバック(0) | コメント(0) |
観光スポット「僧侶の食事」
ミャンマーの観光スポットのひとつに、僧たちの食事風景なるものがある。

          SouEat-8.jpg
          マハーガンダーラ僧院の食事風景

もっとも有名なのはアマラプラのマハーガンダーラ僧院だろう。数百人におよぶ鉢を抱えた僧侶たちが、配られた食べものを手に次々と食堂へ吸い込まれていき、席が埋まったた長テーブルからさみだれに食べ始める。
その光景を窓の外から、大型バスで乗り付けた大勢の観光客たちが見物するのだ。

SouEat-6SouEat-7.jpg
(左)キッチンも見学可 (右)この日は食事のほかに、寄進のあったノートと缶コーヒーも配られた

この、覗き見感の強いマハーガンダーラに対し、バゴーのチャカッワイン僧院は観光客が食堂の中まで入れる。
授業参観日の、父兄による給食風景見学といった趣きだ。
知名度ではマハーガンダーラに劣るが、私はこちらの方が好みだ。

まず、ちゃぶ台が丸いのがいい。
そして席についた僧からお経を唱え始め、最後には大合唱状態になる「演出」(なわけないが…)も雰囲気抜群だ。

      SouEat-1.jpg
      ちゃぶ台を囲み食事するチャカッワイン僧院の僧たち

それにしても、ラオスのルアンパバーンのように托鉢風景が観光スポットというのはまだわかる。托鉢は誰もが通る往来で行われており、いわば最初から公開されているようなものだからだ。

しかし、食事となるとちょっと違う気がする。わざわざ塀で囲まれた僧院へ出向き、僧たちが食べる様子を見物し、あまつさえ写真を撮るのだ。
お坊さんはジロジロ見られながらの食事はイヤじゃないのだろうか。

SouEat-2.jpgSouEat-3.jpg
広々としていて清潔感があるチャカッワイン僧院のキッチン

まぁもともと托鉢は、慢心を取り除く修行のひとつらしいので、人に見られようがどうしようが、お坊さんの心は無の境地なのかもしれない。

とはいえ、ことのほか僧侶を大切にするミャンマーでこういった「観光スポット」があることに違和感を覚え、ミャンマー人の知り合いに聞いてみた。
するとこんな答えが。

「自分が用意したご馳走を友だちがおいしそうに食べてくれたら嬉しいのと同じ。托鉢で提供した食べ物をお坊さんが食べてくれているのを見れば嬉しいし、また托鉢しようって思うでしょ?」。

なるほど。

こっちは食事を提供したわけでもないのに「見物」だけしてるから、居心地が悪いんだ。
ちなみにチャカッワイン僧院では、食堂の入口で観光客から僧侶への托鉢をすることもできる。袋入りの菓子を手に参加している個人旅行者も見かけた。托鉢に参加しておくと、見学に後ろめたさを感じないですむかも。

          SouEat-4.jpg
          食堂に料理を運びこむ僧侶たち。チャカッワイン僧院にて

テーマ:ミャンマー・ヤンゴン - ジャンル:海外情報

[2014/04/22 17:04] | 雑感 | トラックバック(0) | コメント(0) |
パステルなミャンマー
ミャンマーに最初に惹かれたのは色だった。
ミントグリーンにスカイブルー、リーフグリーンにコバルトブルー。
街のそこここにあふれるのは寒色系のパステルな彩り。
路上カフェのテーブルセットや古アパートの木枠、手作り感あふれる屋台は
薄いブルーやグリーンでまとめられ、古めいたコロニアルな街並みに
爽やかなアクセントを加えている。

Pastel1-Market.jpgPastel2-House1.jpg
(左)何気ない市場の一角なのにこの色合いのかわいさ! (右)モーラミャインで見かけた玩具のような民家

ミャンマーでもっとも「パステル度」が高いのはパゴダのタイルだろう。
敬虔な仏教国ミャンマーでは裸足で参拝するのがマナーだからか、
境内にタイルが敷き詰められているパゴダが多い。
その多くに、パステルな色合いが採用されている。
苛烈な太陽光がふりそそぐ炎天下でも、薄い色のタイルは足の裏に優しい。
木陰に入ればひんやりと涼しくさえある。

Pastel5-Tile1.jpgPastel6-Tile2.jpg
寺院の境内に多い、パステルカラーなタイル模様

ヤンゴンに来る前、長くベトナムに住んでいたため、どうしてもベトナムとの
比較になってしまうが、ミャンマー人は総じて穏やかで慎み深い。
思えば自己主張の激しいベトナムでは、赤と緑といった補色の組み合わせが
多かった。黄色い家の隣にはピンクの家、その隣はブルーと、わざと隣家と
異なる色を選んでいるのではないかと思いたくなる壁色の選択だが、
それはそれで独特の家並みを作り出していた。
色の好みは国民性と関係あるのだろうか。

          Pastel7-Kanban.jpg
          カフェのメニューにあらず。この色合いで、寺からのお知らせ

とはいえペンキやタイルといった、現在パステルカラーを担う素材は
近代になってミャンマーに入ってきたもの。
するとこの色合いは、旧宗主国イギリスの好み?
そういえばミャンマーの民族衣装にはあまりパステル名色合いのものを
着ている人は少ない。でも、同じ元英領だったマレーシアで目に付くのは、
もっと濃い目の色の組み合わせだった。カリブ海の元英領地域だと
かなりパステルだが、コバルトブルーとサーモンピンクといった
補色系の組み合わせが目立っていたような。

Pastel3-Shop2.jpgPastel4-Shop.jpg
(左)道端のドリンク屋台。ヤンゴンにて (右)市場の食堂もパステルカラー

残念なのは、地方より大都市圏、数年前より現在、町のパステル度は
低いように感じる。商業主義の「いかに目立つか」的看板や、
木製家具に替わるプラスチック家具の流入がその原因かもしれない。
年々、ミャンマーのパステル度が薄れていきそうなのは、
この色に惹かれて移り住んできた者には残念でならないが、
経済発展とリンクしたものであるならよそ者の感傷はよけいなお世話だろう。

          Pastel8-chair.jpg
          少年僧たちの緋色の袈裟がパステルカラーの境内に映える 
[2014/04/03 13:20] | 雑感 | トラックバック(0) | コメント(1) |
プロフィール

まき

Author:まき
【編集・ライター(撮影可)・コーディネート】
日本でのライター業を経て、中国・上海、ベトナム・ハノイにて現地情報誌の編集に7年強従事。その間、日本の雑誌や書籍に寄稿。コーディネートや企業調査も担当。現在はヤンゴンに在住。
連絡先: itasakamaki@gmail.com

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。